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素晴らしき日々~不連続存在~

お久しぶりです。
最近は就活中より全然学校に行ってません。普通は逆だろと思ってはいるんですが…
頭では解っていてもカラダが…
の一つの例を体現した格好になってしまいました。ちゃんとしろよ自分。



さて倒産寸前のケロQからの久々の新作となる本作の登場です。
個人的には、2010年度上半期、最大の注目作です。そして裏切られませんでした。
まず物語は、水上由岐がビルの屋上からぬいぐるみを落とす女の子、高島ざくろと出会うところから始まります。
凡人ならば、電波臭MAXに漂うざくろの発言はスルーと思われますが、由岐はあえてレイ・セフォーばりのノーガード戦法で突っ込んでいき、深く関わるようになります。
そこから全てが始まります。
ざくろの発言は電波だと揶揄されそうですが、ちゃんと読みとけば見えてくるものがあります。それと得体のしれない直感を感じ取り、由岐はざくろとお近づきになったのでしょう。




やはりBGMがいい。
大好きです。銀河鉄道の夜がさりげなく出てきたりしてしみじみとしてしまいました。
あと主題歌ですね。久しぶりにギターでコピーしちゃいました。こういう曲大好きです。



終ノ空と比べて、だいぶギャルゲーらしさがありますね。
1999年のゲームと比べてもしょうがないですが…
あと文章がだいぶ平易になりました。非常に解りやすい。洗練されてます。逆にいえば、終ノ空であった、尖った所がない。
すかぢさんのライターとしての成長が伺えるのも本作の魅力です。
多分、独白のようなものが多かった終ノ空に比べて、素晴らしき日々は会話で成立させている部分が大きいので、それも解りやすさの一因かもしれません。自己完結か他者が介在するか、どちらがわかりやすいのかは明白ですよね。



テキストはあざといまでにオタクカルチャーを網羅しています。
あとブランドや制作サイドの自虐が非常に多い気がします。何か悲しいことがあったんでしょうか。
話の核心にネットが関わってくるようになったのが興味深いです。
以前と状況が変わり、噂の伝播の仕方がチェーンメールや掲示板の書き込みになったというのはリアリティがあり、リメイク(正確には違うかもしれません)の良いところが出たといえるでしょう。



終ノ空から続く、ざくろ愛は今回も変わりませんが、本作では由岐の服装とかキャラが個人的に大ヒット。
この不況下で未曾有の株価高騰を見せつけました。

第一章では、由岐視点のため由岐の御本尊を拝むことができずに、
ヒロポンを求めるムスビ(はだしのゲンより)のような目つきになってしまいました。
進めていくうちに、ようやくHシーンで顔を拝むことができ、その時はニヒルに
このゲーム最大の損失だな…
とウイスキー片手に葉巻を吸っていた自分が怖いです。




とはいえ、ざくろが本妻であることに変わりがありません。
やはり住み慣れた我が家が一番ですな。などと意味不明な発言を繰り返していました。
けしからんスタイルが今作でも健在なことに加え、
まさか俺のざくろが人知れずあんなことを…
という行為に及んでいるので、キャラ的にも大きく前進。由岐ごめん。





正直、僕の中ではCLANNAD、CROSS✝CHANNEL(2つは今までプレイした中で殿堂入りした作品です)クラスの名作です。買ってよかった。
以下の続きは考えたことになっております。(僕としては結構異例です。)
プレイ済みの方のみどうぞ。



素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版素晴らしき日々 ~不連続存在~ 特装初回版
(2010/03/26)
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第一章より。

・C棟でのざくろの言葉。

内なる世界に対して外なる世界。自分たちそれぞれが持っているのが、内なる世界で、共通の外なる世界があるように感じている。
そして自分たちは、外なる世界から、言語化できない情報を受け取り、内なる世界を構築している。
そのような二重構造で世界は成り立っているという解釈をしました。

つまり、内なる世界=自分が感じている世界。外なる世界=知り得ない世界ということなのでしょうか?
ざくろは感覚から得たものはその時点で内なる世界のものだという。
そうなると知り得ないもの、感じ得ないものでなければ、外の世界のものだとはいえないという事になる。そして、その論理では外の世界が存在することは理解していても、外の世界を確認することはできないということになる。
永遠にいたちごっこをしています。知り得ない世界を知ってしまえば、その瞬間に内なる世界になってしまうのだから。外の世界にはたどり着けない。
だからざくろは、「杉ノ宮区、北校、C棟、屋上」という事実しか答えることができない。
僕はこれが、暗にウィトゲンシュタインの「語りえぬものについては沈黙せざるをえない」という言葉につながるのでは?と感じました。(ここは蛇足かもしれません)

X/86400の数字は一日の秒数ですね。60×60×24=86400。

・由岐の正体。
世界そのものの少女。
終わりの空は幻想世界の終わりの空。はじまりの空は現実世界のはじまりの空。
ざくろは由岐を元の世界に返したかった。(元の世界とは?)
それは飛び降りたざくろの巻き添えとなった由岐に対する思いから。
そういう状態に由岐があるから、最期の日にざくろ以外は誰もいなかった。それは当然の帰結である。
そういうことなのでしょうか。
ゲームラストの音無とのやりとりを見ると、世界そのものの少女の意味がよくわかるかもしれません。


・音無彩名の言葉(抜粋)

「永遠の中に人は生きる」
「生は閉じたもの、死は誰にも開け放たれていない」
「生を思わず…そして生を知る…」
「その中に…あるいは…その外に…素晴らしき日々が…」
「外の世界なんてない…」
「全ては私達の世界…それはどこまで行っても、行っても…私達の世界」
「世界に必要な数の魂…たぶん…一つで十分…」

これは僕が2年前に考えていたことと少し似ています。
僕の考えは自分が知ったこと、体験したことでなければ、世界にそのことは存在しない。もしかしたら地球だってないかもしれない。自分が世界なのではないかということ。
そして、もう一つが最近考えていたことです。例え人間が死んだとしても、死んだ自分が死の世界で生きることになる(自分が死の世界を認識することが生きていることの証拠になります。)のでいくら死んだとしても、永遠に死ぬことはないということ。アルキメデスと亀のようなものです。
根本的には違う考えなので気をつけてくださいね。

音無の言葉をかいつまめば、私たちは死を知ることができず、永遠に生を与えられている。外の世界がない、つまりは死がないということ。(ざくろとは逆の考えでしょうか、最終的な帰結は同じともとれますが)
そして世界は自分たちが知りえる範囲でしか存在しない。未知を知ったところで自分達の世界に取り込まれるだけであり、その論理は破綻しない。だから世界に必要なのは自分一人だけで足りるという事だと思います。
間宮も世界の限界に行ったとしても、それはその世界を見ている自分の限界であるという趣旨の言葉を残しています。



総括として自分=世界と考えてよいのではないかと思いました。(私見)



そしてここ(間宮シナリオ)で細かい考察は力尽きてしまいました。中途半端な考察ですみません…
理由としては、純粋にこのゲームを楽しみたくなってしまったからです。それでいいと思います。

あ、最期に音無彩名がざくろに素晴らしき日々を手に入れたから終ノ空を見ることはないと言ったということは両者が対極にあるものということでしょうか?どなたかお願いします。
不連続存在の意味は、悠木皆守の独白でわかります。3人の人格が共存していたあの状況だからこそひねり出せた言葉なのではないでしょうか。



そして例え、僕のこの考察が間違っていたとしても、この話を理解することは誰にも不可能なので僕は気にしません。各々がそれぞれの意見を持てばいい。そのようなメッセージを感じました。このゲームを楽しめたなら、それが最大の幸福のはずです。



僕からは以上です。

テーマ : PCゲー
ジャンル : ゲーム

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Re: No title

赤枝の騎士様、コメントありがとうございます。


資金的に断念という言葉わかります!(笑)そのおかげで買い時を逃してまだ購入できてない作品というのが多々あります…まあそれがあるからゲームを買い続けているってのはありますけどね!
やっぱりノベルゲームが多い業界なのでBGMの重要性は必然的に上がりますよね~だからシナリオが平均でもBGMがよければ結構評価あげちゃいます(笑)この作品はシナリオが伴いすぎてますけどね。

レビューを見ていると欲しくなったという言葉は一番の賛辞です。ありがとうございます!
ただエグい描写などに耐性がない場合はちょっと考えてからにしたほうがいいと思います。
常に倒産すると自分達もネタにしているような零細企業なので、できれば新品で勝手あげてください(笑)

No title

素晴らしき日々>
自分は買うつもりでいたのですが当時資金的に断念した作品なんですよw
BGMが良い作品は印象がよくなりますよね~
自分もゲームをやるうえではBGMはしっかりとチェックしていますw
良作とは聞いていましたがチェザさんのレビューを見ているとさらにほしくなってきましたよ(ぉ
中古回収でも考えるとします♪

Re: No title

神奈様、コメントありがとうございます。

全然気になさらないでください!僕も確かネットで調べたので、ゲームのほうの翻訳を使えばよかったです><混乱させてしまいましたね。

僕もウィトゲンシュタインの知識はあまりなかったんですが、興味が湧いたので読んでみようかと思います!神奈さんはたくさんお読みになられている印象なので是非ご教授を…論理哲学論考をいきなり行こうかと思いますが、無謀な気もします。僕は哲学より純文学の人間なので。
予備知識はあったほうがいいと思いましたが、僕としては説明が解りやすく苦にならなかったですね!やっぱりその辺りを配慮して製作されたのでしょうね~

神奈さんのレヴュー気になっていたんですが、プレイしてからと思いまして見ていなかったので今からじっくり見させてもらおうと思います!

No title

>語りえぬことには沈黙せざるをえない
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」ですね。正確には。
前期ウィトゲンシュタインの中で重要な部分なので。細かいですが^^;

ごめんなさいっ こういった訳あるみたいですね……。

ウィトゲンシュタイン関連の書籍は優れた解説書や翻訳がいくつかあるので、
興味を持たれたなら読んでみては如何でしょうか。
「幸福」の言葉の意味を突き詰めた人でもあるので、読んでみると面白いかもしれません。
すかぢさんが予備知識が大量に必要と言われてますが、「何となく分かる」でも充分だと思いますし。
プロフィール

チェザリーニ

Author:チェザリーニ
はじめまして、音楽、サッカー、ファッション、アニメ、ゲームを愛するものです。鍵っ子ではないですが、鍵っ子は痛いという批判を払拭するべく日夜ひっそりと活動しています。
趣味のあうかたブロとも&相互リンクしてください!
よろしくお願いします!
レヴューしてあるゲームの一覧はカテゴリのゲームリストからどうぞ!
ちなみにサイト名は「マカブラ」と読みます。

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